自分の実力を知る

サブスリーに限った話ではないと思うが、マラソンを走るためにはやはり自分の走力がどのくらいであるのかをきちんと理解することは重要だろう。

本番で実力以上のペースで走れば後半の失速は免れないし、実力未満のペースで走るのはもったいないこと、この上ない。

自分自身はフルマラソンを走る前の予想タイムから10分以上外したことはないが、それは普段の練習から自分がどの程度の走力であるのかを理解しているからではないかと思う。

具体的には、30キロ走にしろ、インターバルトレーニングにしろ、だいたいゴールタイムがこのくらいであれば、このくらいの練習ができるはず、というものがあるので、それがきちんとこなすことが出来ているのかどうか、ということをきちんと管理することで自分の実力を知ることができる。

サブスリーを目指すのであれば、30キロ走のタイムは2時間20分は切りたいところであるし、インターバルトレーニングだとヤッソ800というトレーニングの場合には、800mを3分、レストを400m3分を10本繰り返せると、だいたいフルマラソンで3時間を切れる走力ということになる。

そのほかにも自分の場合には練習でハーフマラソンの距離を走って1時間30分を余裕で切れるくらいの走力がないと、サブスリーは厳しいと感じているが、これはコースの特性やウォーミングアップの仕方によっても違うと思われるので、全ての人に当てはまるわけではないが、自分なりの基準ということで考えている。

そして、これらの距離やタイムの管理ということでは実業団やクラブチーム、部活などで走っている人はある程度、管理されている環境化であるのでいいのかもしれないが、市民ランナーが個人で練習している場合には距離やタイムを計測してくれるランニングウォッチは早くなるうえでとても大切だと思う。

 使い方は、人それぞれあるだろうと思うが自分の場合は1km毎にラップタイムを自動計測するように設定しているので、練習中も常にラップを意識して、そこからその日のトレーニングで想定しているタイムに届くのかどうかを練習中に考えながら走っている。

また、結果として想定しているタイムに届かなかった場合には、何が原因でそのタイムに届かなかったのかも、走り終わったときに考えている。

疲労や暑さなどのやむを得ない理由なのか、自分の走法やペース配分などの頭で何とかなるところなのか、実力不足ということなのか、それぞれの原因によって今後の対策も違ってくるわけでそういうところを考えながら練習することで、一回の効率を上げていかないと月間200kmでのサブスリーはおぼつかないのかな、と思っている。