箱根駅伝2022

今年は、年始にブログを書いて以降は全く更新しない状態になってしまった。

コロナもあって、あまりモチベーションが上がらなかったということもあるかもしれない。

現時点、大会への参加予定もなく、練習量もあまり多くないのが実情だ。

また、これまでに参加した大会も 2 月のハーフマラソンと 11 月の激坂最速王決定戦のみである。

そして、11 月の大会を終わってからは次のエントリーも悩んでいる状態で、これが 2 年近く続いている状況で、先の見通しが持ちにくい。

最近は、オミクロン株による感染再拡大の懸念されており、先行きの不透明さが増している。

 

そんな年末を迎えて、楽しみなのが来年の箱根駅伝だ。

戦国駅伝と言われて久しいが、自分が見る限りでは事前の予想はこれほど難しい大会は、なかなかないのではないと思う。

優勝候補は駒澤大学青山学院大学の 2 校だろう。

しかし、他の大学も見せ場を作ってくれそうで楽しみだ。

ということで、事前予想として思うところを少し書いてみたい。

 

まず、全体的な話としては、昨年もそうなったのだが、一区から強い選手が集まっており、序盤から激しい争いが予想される。

昨年は、一区では思わぬスローペースになってしまったが、今年はどのようになるのかで全体の展開が大きく変わってくるような気がしている。

 

さて、大学ごとに見ていくとしよう。

まず、 大本命 の 駒沢 大学 に つい て 。

1区に唐沢選手、2 区には田澤選手と前半型のオーダーを組んできている。

鈴木選手などの主力選手が温存されているので、それらの選手の区間配置かどうなるかによってかなり変わってくるがかどうなるかによってかなり変わってくるが、他の大学が往路重視のメンバー構成で来ているため、これに対抗してくるのではないかと思う。

ポイントは、前回は5 区だった鈴木選手の区間配置ではないかと思う。

もし、鈴木選手以外で山を登る。選手がいて力を発揮することができたら、平地での選手層は他の追随を許さないレベルにあるので、意外な大差となる可能性もあるかもしれない。

 

次に、青山学院大学について。

選手層が厚く、登録 16 人が全員1万 m 走28 分台というタイムを持っており、総合力では駒沢大学よりも上という評判もある。

ただし、絶対的なエースがいないため、他の大学が前半にエースを固めてくると、ある程度リードされる展開にはなってしまうんだろう。

そのため、どのくらいまでリードされるのが想定内なのか、冷静な試合運びが求められる。

去年のようにもしどこかでブレーキする選手が出て、思いの外差がついてしまった時にリカバリーできるのか、というところもやや気になる。

そのような失敗がなく、10 人が普通に走りきることができれば優勝はかなり近づくのではないかなと思う。

目安としては前半を終えて駒沢大学とは2 分以内、他の大学は相手によるが 3 分から5 分以内であればぎりぎり逆転圏内ではないかと思う。

 

この 2チーム以外で気になるのは、筆頭は東京国際大学だ。

おそらく学生陸上会では、現在最強のヴィンセント選手を擁しており、ここで大きな貯金が期待できる。

さらに、1区には山谷選手をエントリーしており、ここで貯金ができるようだと2区までで、かなり大きな貯金ができそうだ。

そして、3区には丹所選手は入ってくると言われていて、ここでも差を広げることができれば2位以下を大きく突き放すことができるだろう。

駅伝ではリードを取ると自分のペースで走ることができるので、もしかしたら前回の創価大学の再現があるかもしれない。

弱点があるとすれば、山登り、山下りに不安があることで、ある程度の貯金ができたとしても、ここで吐き出してしまう可能性がある。

逆に言えば、それまでの貯金を大きく取り崩すことがなければ、かなり良い位置につけることができるのではないだろうか。

 

次に、去年あと一歩で優勝を伸ばした創価大学

今年も往路は昨年と同じメンバーが3人エントリーされており、その再現を狙うことになるだろう。

ただ、前回は1区が混戦であり、そこで良い位置につけられていたことが好結果に結びついていたと思うので、まずはスタートから出遅れないことが絶対条件だろう。

すでにエントリーされているメンバーを見ると、1万 m28 分台前半の記録を持っている選手が多くいるので予想外にハイページになることも考えられる。

そこで1 分以上離されてしまうと、かなり苦しいことになるのではないだろうか。

逆に、2区までに駒澤大学東京国際大学と大きく離されないでついていけていれば、島津選手、三上選手のところで逆転する可能性は十分にあると思う。

 

そして創価大学と似たようなレース戦略になりそうなのが東洋大学だ。

前回は一区で児玉選手が粘り続いて松山選手が区間 4 位で順位を押し上げ、そこから粘って最後に山で宮下選手が順位を押し上げて往路で2 位に入った。

しかし、後半は選手層が薄く、順位を伸ばすことができず、駒沢大学に逆転されてしまった。

今回も児玉選手、松山選手、宮下選手は同じ区間にエントリーされており、前半は同じような展開を考えているだろう。

スーパールーキーと呼ばれる石田選手はどこで使うかをポイントにはなると思うが、前半に使ってくれば往路優勝も見えてくるのではないかと思う。

 

ここまであげた東京国際大学創価大学東洋大学は完全に前半型のオーダーを組んでいるため、後半は力が劣る。(東京国際大学は、丹所選手。東洋大学は石田選手を温存する可能性はあるけれども。)

そのため、選手層が厚いとの大学に対して、2 分以上の差をつけることが総合優勝には必要だろう。

 

ここまでなら、大学は何となく戦力が読めるのだとわからないな。と思うのが、早稲田大学順天堂大学だ。

まず早稲田大学は1万 m持ちタイムが 27 分台の選手が 3 人もいる。

しかし、このうちの 2人 ダブルエースと言われる。太田選手と中谷選手は駅伝ではなかなか力が発揮できていない印象がある。

おそらく今回は中谷選手が2 区に太田選手がすでにエントリーされているが、 3 区となるのだが、大学最後の駅伝でどこまで走れるのか?最後に実力を発揮できるのか?これによって早稲田大学の結果は大きく変わってくるのではないかと思う。

また、早稲田大学に関しては山登り、山下りに関して計算が立たないというところも読みにくい点だ。

ここである程度結果を残してくれる選手は出てくると順位は上がってくるんだろうと思う。

ということで、山下りを終わった時点で後続と一分以上さを開くということができていれば早稲田大学の優勝があり得るのかなと思う。

 

次に順天堂大学だ。

どうしてもオリンピアの三浦選手が注目されてしまうが、他にも良い選手が揃っている。

そして、それらの選手が今のところは控え登録になっていて、どこに入ってくるのかが読みにくい。

往路では2区は、ほぼ間違いなく当日変更してくると思うのだが、去年2区を走った野村選手か?それとも三浦選手なのか読むのが難しい。

また、事前の予想では山登りには四釜選手という予想もあったが激坂王で8位に入賞した神谷選手が登録されているので、このまま走ることも考えられる。

いずれにしても今のエントリーを見ている限り、後半にも主力選手が複数名残ってくる可能性は高いので、気温が下がってスローペースになり差がつかないようなレース展開になった場合、復路で順天堂大学が躍進するという可能性もあるのではないかと思う。

総合優勝のためには、山下りは終わった時点で駒沢大学青山学院大学と競い合っているくらいの位置にあれば可能性はあるんじゃないかと思う。

 

以上、ツラツラと書いてきたが、学生のレースなので思わぬ展開が待っているのも箱根駅伝だ。

いい意味で予想を裏切る熱戦を期待したい。